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帝王切開から自然分娩(TOLAC)、私の3回の出産体験記

私は現在、三姉妹の母です。
これまでに3回の出産を経験しました.ᐟ.ᐟ
1人目は「帝王切開」
2人目は「帝王切開からの自然分娩(VBAC)」
3人目は「逆子のため帝王切開の予定が逆子がなおり、自然分娩(TOLAC)

出産方法に「どちらが良い・悪い」ということはなく、どれも母子にとって大切な命の誕生です。
ただ、私自身がトーラックをするかどうか迷ったとき、同じような体験談がネットにはほとんどなく、とても不安になりました。
そこで、同じように悩む方の少しでも参考になればと思い、私の経験を残しておきます

目次

1人目の出産(帝王切開)

長女の出産は、胎児異常が見つかったことがきっかけでした。
赤ちゃんのタイミングを見ながら、負担を減らすために医師が帝王切開を提案してくれました。
「赤ちゃんが苦しくないように」と医師が判断してくれたおかげで、安心して出産に臨むことができました。

2人目の出産(TOLAC/帝王切開からの自然分娩)

次女の出産では、医師から「TOLAC(帝王切開からの自然分娩)」の選択肢を提示されました。

ただし、そこには 子宮破裂のリスク があると説明されました。
帝王切開をした方の多くは次も帝王切開になると聞いていたので、正直驚きました。

夫は「子どもをたくさん持ちたい」と言い、自然分娩を勧めてきました。
帝王切開では出産回数に限界があるからです。
そのとき私は「私の命は?今いるお腹の赤ちゃんはどうなるの?」と不安で悲しくなりました。
持病もあり、私は「次が最後の出産」と決めていたからです。

それでも医師から
「どんな出産でもリスクはあります。そのときは私たちがサポートします」
と力強い言葉をもらい、挑戦してみることにしました。

40週を過ぎたら帝王切開に切り替える予定でしたが、39週5日で自然に陣痛がきました。
初めての陣痛に「これは陣痛?それとも子宮破裂?」と分からず、パニックになったことを今でも覚えています。
不安と恐怖の中でしたが、結果的に自然分娩で次女を出産することができました。

3人目の出産(再び自然分娩/TOLAC)

三女の出産では、再びTOLACに挑戦するかどうかで大きく迷いました。
6年ぶりの妊娠だったので「子宮も強くなっているだろう」と思っていましたが、医師は「年月が経っても子宮破裂のリスクは変わりません」と教えてくれました。

さらに今回はずっと逆子で、帝王切開の日取りが決まりました。
決まった瞬間、正直なところ「ホッとした」のを覚えています。
自分で決断できずに迷っていたので、誰かに決めてもらえたことが安心につながったのです。

ところが、その後逆子がなおり、最終的には予定していた帝王切開の日取りよりも先に陣痛がきて自然に出産することになりました。
「またTOLACを選んだ」というよりも、「流れに任せて迎えた出産」だったように思います。

出産を通して感じたこと

帝王切開も自然分娩も、どちらも本当に大変で、命がけの経験です。
どちらが楽ということは決してありません。

ただ一つ言えるのは、出産方法がどうであれ、我が子に会えた瞬間の喜びはかけがえのないものだということです。

TOLACは誰にでも勧められるものではありません。
促進剤は使えず無痛分娩も選択肢にはなく、医師や病院のサポート体制があって初めて挑戦できるものです。
帝王切開後は長女はNICUに入院していて、一緒に退院できずでした。が、帝王切開の後の傷を抱えて初めての育児に向き合うことは、とても大変だったんじゃないかと、今なら思います。 2回の出産では、長女と次女の歳の差が1歳半だったこともあり、帝王切開だとしたら、ワンオペになってお腹の傷が痛む中キツかっただろうと思います。

出産方法に「正解」はありません。
何回出産を経験しても、不安が全くない出産はないなと思っています。会うまでは安心できないですよね。帝王切開でも自然分娩でも、どちらを選んでも母と赤ちゃんにとってより安全でより安心できる方法であることが大切だと感じました。

私の体験が、同じように悩んでいる方の気持ちを少しでも軽くし、安心につながれば嬉しく思います。

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